「レンガの家」と聞くと、赤いレンガを使った洋風住宅を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
けれど、実際のレンガ住宅を見比べてみると、そのデザインは一つではありません。
落ち着いた色合いのレンガと煙突を組み合わせた住まい。
赤系のレンガを使った平屋。
濃色のレンガを使った直線的なデザインの住まい。
使うレンガだけでなく、建物の形や屋根、窓、木目、室内の素材や家具などによって、完成する住宅の印象は大きく変わります。
今回は、SEISYOが実際に施工した3棟のレンガ住宅を見ながら、それぞれの外観と室内の違いを見ていきます。
「レンガの家にしたいけれど、まだ具体的なイメージまでは決まっていない」という方は、ぜひ3棟を比べながら、自分たちが好きな雰囲気を探してみてください。
この記事で分かること
- SEISYOが施工した3つのレンガ住宅の違い
- イングリッシュデザインのレンガ住宅の実例
- レンガを使った平屋の実例
- 濃色レンガを使ったモダンな住宅の実例
- レンガ住宅の施工事例を見るときのポイント
実例① 煙突のあるイングリッシュデザインのレンガの家
最初に見るのは、「煙突のあるイングリッシュデザインのレンガの家」です。
外観には、グレーからベージュを感じる落ち着いた色合いのレンガが使われています。
正面から見ると、大きく勾配をつけた屋根と煙突が印象的です。
レンガだけを見れば落ち着いた色合いですが、屋根や煙突、窓、玄関まわりの木目が加わることで、建物全体としてイングリッシュデザインらしい雰囲気にまとまっています。
施工事例「煙突のあるイングリッシュデザインのレンガの家」を見る
大きな屋根と煙突が外観の印象をつくる
この住まいを見たとき、レンガと同じくらい目を引くのが屋根です。
左右へ大きく広がる屋根と、その上に設けられた煙突によって、建物のシルエットそのものに特徴があります。
玄関まわりには木目が見える部分があり、レンガだけで外観全体をつくるのではなく、異なる表情の素材が組み合わされています。
窓の形や配置も含めて見ると、「レンガの色」だけでは説明できない外観になっていることが分かります。
レンガ住宅の施工事例を見るときは、外壁だけを拡大して見るのではなく、少し離れた位置から建物全体を見ることも大切です。
室内では白い壁と濃い木の組み合わせが印象的
室内へ入ると、外観とは違い、白い壁が大きな面積を占めています。
そこに濃い色の床や階段、窓まわりなどが組み合わされています。
天井が高くなった空間には複数の窓が設けられ、上部にはシーリングファンも見られます。
階段にはアイアンの手すりが使われ、ブラケット照明なども含めて、細かな部分まで外観の雰囲気と相性のよいデザインになっています。
外側から見えるレンガだけではなく、家の中まで見てみると、この住まいのデザインがより分かりやすくなります。
実例② 遊び心あふれるレンガの平屋
二つ目は、「遊び心あふれるレンガの平屋」です。
一棟目と並べて見ると、同じレンガ住宅でも印象が大きく違います。
こちらは赤系のレンガが外壁に使われています。
建物は平屋で、切妻形状の屋根と白い窓が組み合わされています。
玄関部分にはレンガのアーチもあり、正面から見たときにもレンガの存在感をしっかり感じられる外観です。
平屋になるとレンガの見え方も変わる
一棟目は高さのある建物と大きな屋根、煙突が印象的でした。
対してこちらは平屋です。
横方向へ広がる建物に赤系のレンガが使われているため、同じ「レンガの家」という言葉でも見え方が大きく異なります。
レンガ住宅というと、大きな二階建ての洋館を想像する方もいるかもしれません。
しかし、実際には平屋にもレンガを使った住宅があります。
「レンガの家にしたい」と「平屋にしたい」は、どちらか一方を選ばなければならないものではありません。
SEISYOの施工事例の中にも、実際にレンガを使った平屋があります。
平屋のレンガ住宅についてさらに詳しく見たい方は、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事:
三重でレンガの平屋を建てるなら?外観・間取り・ガレージ・土地選びで後悔しない考え方
室内にもレンガが使われています
この住まいでは、室内にもレンガを見ることができます。
薪ストーブが置かれた部分にはレンガが使われ、木の床や白い壁との組み合わせが確認できます。
外壁に使われているレンガだけではなく、室内にもレンガが入ることで、外と中で共通する素材が生まれています。
さらに、この家で目を引くのがクライミングウォールです。
壁面にはカラフルなホールドが並び、ほかの二棟にはない空間になっています。
レンガ住宅だからといって、すべてを重厚なクラシックデザインにする必要はありません。
レンガや木といった素材の中に、こうした遊びのある要素が入った施工事例もあります。
3棟を比較するときには、外観だけではなく「室内にどんな要素が入っているか」にも注目してみてください。
実例③ アイランドキッチンのあるレンガの家
三つ目は、「アイランドキッチンのあるレンガの家」です。
ここで、レンガ住宅の印象がさらに変わります。
外観には濃色のレンガが使われ、建物は直線を強調した形です。
一棟目や二棟目のような勾配屋根の印象とは異なり、すっきりとした外観になっています。
玄関側には木目の壁面があり、濃色のレンガと組み合わせられています。
濃色レンガと直線的な建物を組み合わせた外観
一棟目のイングリッシュデザインや二棟目の赤レンガの平屋を見たあとにこの住宅を見ると、「レンガ住宅」という言葉だけではデザインを一つに括れないことが分かります。
外壁にレンガを使っていても、建物の形が変われば印象も変わります。
この住宅では、濃色レンガと直線的な建物のライン、そして木目のある部分が組み合わされています。
「レンガの家が好きだけれど、クラシックすぎる外観にはしたくない」という方にとっては、こうした実例も一つの参考になるでしょう。
アイランドキッチンを中心にした室内
室内で印象的なのは、大きなアイランドキッチンです。
濃色のキッチンを中心に、木の質感を感じる床や建具、ペンダント照明などが組み合わされています。
リビングには革張りのソファやシャンデリアもあり、外観だけを見たときとはまた違った表情があります。
ここで注目したいのは、外観が直線的だからといって、室内まですべて無機質な素材に統一されているわけではないことです。
レンガ、木、家具、照明など、異なる素材やデザインを組み合わせることで一つの住空間がつくられています。
3棟を並べると、レンガ住宅の幅が分かります
ここまで見てきた3棟は、すべてSEISYOが施工したレンガ住宅です。
それでも、完成した住まいの印象はそれぞれ異なります。
一棟目は、落ち着いた色合いのレンガに大きな屋根と煙突を組み合わせたイングリッシュデザイン。
二棟目は、赤系のレンガを使った平屋。
三棟目は、濃色レンガを使った直線的なデザインの住宅です。
「レンガの家」という共通点はありますが、3棟を並べて見ると、それだけで同じ家になるわけではないことが分かります。

イングリッシュデザインが好きな方
一棟目のような、
- 大きく勾配をつけた屋根
- 煙突
- 落ち着いた色合いのレンガ
- 白い壁と濃色の木を使った室内
といった雰囲気が好みに近いかもしれません。
平屋とレンガを組み合わせたい方
二棟目のような、
- 赤系レンガ
- 平屋
- 切妻屋根
- 白い窓
- 薪ストーブ
- 木のある室内
といった組み合わせもあります。
モダンな雰囲気が好きな方
三棟目のような、
- 濃色レンガ
- 直線的な建物
- 木目との組み合わせ
- アイランドキッチン
- 濃色を取り入れた室内
という方向もあります。
この3つのうち、どれが一番正しいというものではありません。
大切なのは、自分たちがどの住まいを見たときに「好き」と感じるかです。
施工事例は「どこが好きなのか」まで見てみる
気になる施工事例を見つけたときは、一棟まるごと同じ家にしたいかどうかまで考える必要はありません。
例えば、
「一棟目の外観が好き」
「二棟目の赤いレンガが好き」
「三棟目のキッチンや室内が好き」
という見方でも構いません。
外観が好きなのか。
レンガの色が好きなのか。
屋根の形なのか。
窓なのか。
木との組み合わせなのか。
室内の雰囲気なのか。
どの部分に惹かれたのかを少しずつ整理していくと、自分たちが建てたいレンガ住宅の方向が見えやすくなります。

気になる写真を残しておく
住宅会社へ相談するときにも、好きな施工事例の写真があると希望を伝えやすくなります。
例えば、
「この外観全部を同じにしたい」
ではなく、
「この家のレンガと屋根の雰囲気が好き」
「こちらの家の室内の色合いが好き」
という伝え方です。
言葉だけで「クラシックにしたい」「モダンにしたい」と説明するよりも、実際の施工写真を見ながら話す方がイメージを共有しやすくなります。
SEISYOの施工事例を見るときも、ぜひ気になる家や写真をいくつか見つけてみてください。
レンガ住宅を検討するなら実物の素材も確認してみてください
施工写真を見ることで、好きな住宅の方向はかなり具体的になります。
ただし、写真だけでは完全に分からない部分もあります。
レンガ表面の凹凸。
色の濃淡。
光が当たったときの見え方。
床や壁など、ほかの素材と並んだときの質感。
こうした部分は、実物を見ることで分かることがあります。
SEISYOの四日市ショールームでは、レンガをはじめ、無垢床や塗り壁、造作建具など、家づくりに使われる素材を実際に見て触れることができます。
まだ「この家を建てたい」というところまで決まっていなくても構いません。
まずは施工事例を見ながら、
「このレンガが好き」
「こういう家の雰囲気が好き」
というところから探してみてください。

まとめ|レンガの家にも、さまざまなデザインがあります
今回紹介したのは、SEISYOが実際に施工した3棟のレンガ住宅です。
煙突のあるイングリッシュデザインの家。
遊び心のあるレンガの平屋。
アイランドキッチンのある濃色レンガの家。
同じレンガ住宅でも、外観も室内もそれぞれ違います。
レンガの家を検討するときは、「レンガを使いたい」というところだけで決めるのではなく、実際の施工事例をたくさん見ながら、自分たちが好きだと感じる部分を探してみてください。
SEISYO三重支店には、今回紹介した3棟以外にもさまざまなレンガ住宅の施工事例があります。
「この施工事例のような外観にしたい」
「平屋でレンガを使いたい」
「クラシックすぎないレンガ住宅を考えたい」
など、具体的なイメージが見つかった方は、その写真を見ながらご相談いただくこともできます。
まずはレンガを見てみたい方へ
写真だけでは分からないレンガの色や質感を確認したい方は、四日市ショールームで実物をご覧ください。
家づくりをまだ具体的に決めていない段階でも、好きな素材やデザインを探すところから始められます。
三重県でレンガの家について相談したい方へ
気になる施工事例が見つかった方や、土地に合わせてどんなレンガ住宅が建てられるのか知りたい方は、SEISYO三重支店へご相談ください。
今回紹介した施工事例
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著者プロフィール
中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]
大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。