三重県の輸入住宅の元祖!
プランナーの北川です。
本日はお休みです!ランチに行ったついで立ち寄ったのがこちら!
三重県にもこんな立派な洋館があるんです!
国の重要文化財に指定されている六華苑。1912年に建てられました。
鹿鳴館と同じコンドル氏による設計。
コンドル氏による建築物は関東以外ではこれしかないそうです。
何面には大きなポーチ。その上は室内テラスになっています。
そのテラスの写真。きれいに石が敷かれています。
まるっきり海外の様式ですが、外に広がるのは日本庭園。
不思議な空間がですが、妙に調和がとれているんです。
二階の室内テラス。奥にはロッキングチェアーが置かれていて
なんとも優雅な雰囲気。黄砂が大量に飛んできたりと、なかなか
窓を開けたり、外に洗濯物を干すことが難しくなってきた昨今
ここまで広くなくても、室内にこういうスペースがあるといいですね。
室内テラスから奥の部屋に移動。奥まっていますが、充分な明るさと抜群の解放感!
現在の日本の住宅では、掃き出しのような出入りできる大きな窓を重宝してきました。
でも、逆にそれは泥棒の出入り口にもなってしまいます。防犯面からも、窓を開けることが
少なくなってきた今日、出入りしにくいようなサイズの窓を規則正しく配置することも重要です。
そうすることで、明りも確保でき、外観にも内館にも上品さを与えることができます。
彩賓館の提案していきたい、窓の考え方が100年前の日本、しかも三重県で実践されていました!
余談ですが、この建物が映画人間失格のロケに使われたそうで、館内ではちょっとした写真展が。
建物デザイン、室内の配置、アレンジどれもが理にかなっており、現在でも充分に通用する。
これこそ、真の長期優良住宅です。
ここまでの装飾めいた住宅を建てることができる人は、ほんの一握りでしょうが
建物のコンセプトはぜひ、今後の彩賓館の住宅、また現在プランを進めているお客様の住宅や
近く建設予定のモデルハウスに導入していきたいです!