建売住宅を見学したとき、「きれいで価格も分かりやすいし、すぐ住めそう」と感じる方は多いのではないでしょうか。実際、建売住宅は価格が明確で、完成した状態を確認できる安心感があります。
そのため、初めて家づくりを検討するご家庭にとって、とても魅力的な選択肢の一つです。
しかし一方で、住み始めてから「なんとなく暮らしにくい」「片付かない」「動きづらい」と感じるというご相談をいただくこともあります。設備や広さに大きな不満があるわけではないのに、日々の生活の中で小さな違和感が積み重なっていくケースです。
こうした違和感の多くは、性能や設備ではなく、間取りの考え方や設計の順番に原因があることが少なくありません。
見た目では気づきにくいため、住み始めてから初めて気づくという特徴があります。
この記事では、建売住宅の間取りが住みにくいと感じる理由を分かりやすく整理し、後悔しないために確認しておきたいポイントを具体的に解説します。
これから建売住宅を検討される方にとって、判断のヒントになれば幸いです。
建売の間取りが住みにくいと感じる人がいる理由
建売住宅がすべて住みにくいというわけではありません。ただし、設計の考え方の違いによって、生活スタイルに合わないと感じる場合があります。
その背景を理解しておくことが大切です。

万人向けに作られているため生活に合わない
建売住宅は、多くの方にとって使いやすい無難な間取りを目指して設計されます。しかし、家族構成や生活時間、洗濯や収納の習慣はご家庭ごとに大きく異なります。
例えば、室内干しが多いご家庭と外干し中心のご家庭では、必要な動線が変わります。また、帰宅後すぐ手を洗いたい方や仕事道具を持ち帰ることが多い方など、生活の流れは人によって違います。
こうした細かな違いが積み重なると、「使えないわけではないけれど、しっくりこない」という状態になりやすくなります。

土地条件を優先して間取りが決まる
建売住宅では、まず土地が決まり、その形状や道路の位置、法規制を満たすことを前提に間取りが決まります。そのため、駐車場の配置や建ぺい率、日影規制などの条件を満たすことが優先され、動線や収納が後回しになることがあります。
もちろん安全性や法規は重要ですが、生活のしやすさとのバランスが難しくなる場合があります。
結果として、回り道が多い動線や、使いにくい収納配置になることがあります。

収納が最低限になりやすい
建売住宅では、コストを抑えながら多くの方に選ばれる価格帯を維持する必要があります。そのため、収納は必要最低限の計画になることがあります。
住み始めてから、ベビーカーやアウトドア用品、季節家電などの置き場に困るケースは珍しくありません。
収納は面積だけでなく、位置や使い方も重要なため、図面だけでは判断しにくい部分でもあります。

光・風・音の設計が最適化されていない場合がある
窓の数が多ければ明るいとは限らず、風が通るとも限りません。
通風は窓の配置や高さのバランスによって大きく変わります。また、音の反響や静かすぎる空間が落ち着かないと感じる方もいます。
こうした環境面は、設計の意図によって大きく変わる部分ですが、建売住宅ではそこまで細かく調整されていない場合があります。

ただし建売住宅が悪いわけではありません
ここまで住みにくさの理由を解説しましたが、建売住宅には多くのメリットがあります。
・価格が明確で資金計画を立てやすい
・完成しているため実物を確認できる
・立地が良い場所に建てられていることが多い
特に、土地を個別に探す必要がない点は大きな利点です。重要なのは、特徴を理解したうえで選ぶことです。

建売でも後悔しないためのチェックポイント
見学の際には、次の点を意識して確認してみましょう。
・家具を置いた状態を想像して通路幅を確認する
・洗濯から収納までの動きを実際に歩いてみる
・玄関収納や外収納の容量を確認する
・日中だけでなく夕方の明るさも確認する
・ゴミ箱や掃除機の置き場を考えてみる
図面だけでは見えない部分を、生活のイメージで確認することがポイントです。

FAQ(よくある質問)

建売住宅はやめたほうがいいのでしょうか?
建売住宅が向いている方も多くいらっしゃいます。価格や立地、入居時期を重視する場合には大きなメリットがあります。重要なのは、生活スタイルに合うかどうかを確認することです。
見学のときに一番見るべきポイントは何ですか?
動線と収納です。見た目や設備に目が行きやすいですが、毎日使うのは通路や収納です。実際に歩いて確認することで気づけることが増えます。
建売でも住みやすくする方法はありますか?
家具の配置や収納の工夫で改善できる場合があります。また、照明やカーテン、ラグなどで空間の落ち着き方が変わることもあります。
まとめ
建売住宅が住みにくいと感じる理由の多くは、設備や広さではなく、間取りの考え方や設計の順番にあります。見た目だけでは判断しにくい部分だからこそ、生活の流れを想像して確認することが大切です。
これから建売住宅を検討される方は、今回紹介したポイントを意識しながら見学してみてください。住んでからの満足度が大きく変わる可能性があります。

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著者プロフィール
中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]
大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。