【新築前に読むべき】後悔しない外構計画の進め方と理想の庭づくりのポイント

家づくりを始めると、間取りや内装、設備に意識が向いてしまいますが、しかし、実際に住み始めてから「駐車スペースが狭かった」「庭が活かせない」「門まわりが暗い」など、外構計画で後悔する方が実は多いことをご存知でしょうか?
外構は家の印象を決める“もう一つの顔”であり、生活の快適さにも直結する大切な要素です。
たとえば、レンガと植栽で統一された温かみのある庭や照明に包まれたアプローチなど、心地よい外構デザインは毎日の暮らしを豊かにしてくれます。家づくりの段階から外構をしっかり考えておくことで、見た目の美しさだけでなく、使いやすさ・安全性・維持のしやすさを兼ね備えた“理想の住まい”が完成します。
この記事では、建築計画と並行して外構を進めるべき理由や理想の庭をつくるためのステップ、さらにコストを抑える工夫や注意点までを具体的に解説します。
ぜひ新築前に読んで、後悔のない家づくりを進めましょう。

なぜ新築時に外構を一緒に考えるべきなのか

外構は「建物ができてから考えよう」と後回しにしてしまうことが多いのですが、それが後悔の原因になってしまうのです。建物と外構は切り離して考えるものではなく、“一つの設計”として捉えてください。
まず、建物と外構の調和を考えてみましょう
たとえば、SEISYOの施工事例「海外の暮らしに憧れたレンガの家」では、外壁のレンガと同系色の床材を使用し、目地ラインをそろえることで建物と庭が自然に連続しています。素材や色の統一感は、住まい全体の完成度を高める大きなポイントです。

https://seisyo-co.jp/gallery/22/

また、敷地条件と外構の関係も、駐車位置や門扉の位置、排水勾配など、建物ができてからでは変更が難しい部分です。さらに、予算管理の観点でも外構を後回しにすると、建物に予算を使い切ってしまい、理想の庭をあきらめるケースがよくあります。
家づくりの初期段階で外構の概算費用を取り入れておくと、バランスの取れた計画ができます。

外構計画の基本ステップ

理想の庭やアプローチを実現するためには、順序立てて考えることが大切です。
ここでは基本となる3つのステップをご紹介します。

1. 生活動線を考える

建物と外構を一体で考える際にまず意識したいのが人と車の動線です。玄関から駐車場、庭への出入り、ゴミ出しやお子様の通学動線など、毎日の暮らしをイメージして配置を決めましょう。
例えば、玄関から駐車場までの動線が雨に濡れにくいように屋根付きアプローチを設けると、快適さがぐんと上がります。

2. ゾーニングでスペースを整理する

外構は、敷地を「使う場所」「見せる場所」「隠す場所」に分けて考えると整理しやすくなります。
例えば、駐車スペース・玄関アプローチ・庭・フェンスの位置関係を明確にし、それぞれがスムーズに繋がるようにレイアウトします。
植栽や塀の高さを工夫することで、プライバシーを守りながら開放感も演出できます。

3. 素材・デザイン・照明を選ぶ

外構デザインの印象を左右するのが素材と照明です。
レンガや自然石、木調フェンスなど、素材感のあるアイテムを選ぶと温かみのある雰囲気に仕上がります。また、夜の外構を美しく見せる照明計画も重要です。
足元を照らすポールライトや植栽を照らすスポットライトを配置することで、夜の庭が上品で安全な空間になります。

外構費を賢く抑えるためのポイント

理想の庭や外構を実現するためにはコストバランスについても考えておかなければいけません。
ここでは、無理なく計画を進めるためのポイントをご紹介します。

1. 外構を“後で足せる部分”と“今やる部分”に分ける

すべてを一度に完成させようとするとどうしても費用が膨らみます。
例えばウッドデッキや植栽などは後から追加しやすく、一方で、駐車場のコンクリートや門柱・配線などは先に施工しておく方が効率が良くなります。
将来的に拡張しやすい設計にしておくことで負担を分散できます。

2. DIYやセミDIYを取り入れる

最近では、家庭菜園スペースや簡易フェンスなどをDIYで仕上げる方も増えています。材料や道具を工夫すれば、プロに頼むよりもコストを抑えながら愛着のある庭がつくれます。
ただし、排水や電気工事など専門性が高い部分は必ずプロに任せるようにしましょう。

後悔しないために知っておきたい注意点

新築時の外構計画で見落としやすいのが、日常生活の“使いやすさ”や“メンテナンス性”です。
ここでは特に重要な3つの注意点を押さえておきましょう。

1. 排水・雨水処理を軽視しない

外構で最も多いトラブルが雨水の排水です。
庭や駐車場に勾配をつけて水を逃がす設計をしておかないと雨の日に水たまりができてしまいます。建物の基礎近くに水が溜まると劣化の原因にもなるため、排水計画は必ず設計段階で確認しましょう。

2. 夜間照明と防犯性を両立させる

暗いアプローチや庭は転倒や防犯のリスクを高めます。
人感センサー付きのライトや、表札・ポスト周りの照明を設けることで安全性を確保できます。また、照明デザインを工夫すれば、夜の外観を美しく演出することもできます。

3. メンテナンスの手間を想定する

美しい庭を保つためには、日々の手入れも欠かしてはいけません。
芝生や植栽を多く取り入れる場合は、散水設備や自動給水システムを設けると管理がしやすくなります。
素材を選ぶ際も、汚れが目立ちにくいタイルや防草シートを取り入れるなど、手入れのしやすさを意識することが大切です。

まとめ

外構は、建物と同じくらい暮らしの満足度を左右する大切な要素です。新築の計画段階から外構や庭のイメージを描いておくことで、デザイン・予算・使いやすさのすべてにバランスの取れた住まいが完成します。
特に、SEISYOが手がけるような「建物と庭の調和したデザイン」は、暮らしに“絵になる瞬間”をもたらします。日中は植栽が風に揺れ、夜は照明に照らされる、そんな日常の風景こそ、外構がもたらす本当の豊かさです。
これから家づくりを始める方は、ぜひ“外構も家の一部”として、早めの段階から設計士や外構プランナーに相談してみてください。暮らしの完成度が、一段と高まります。

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SEISYO三重支店ではレンガの家、クラシック住宅を中心に家づくりをしています。新築をご計画の際には、ぜひご相談ください。
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著者プロフィール

中島 盛夫

株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]
大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

 
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