近年、若い世代のご夫婦からシニア層まで幅広い年代で「平屋を建てたい」という声が増えています。かつては“高齢者向け”というイメージもあった平屋住宅ですが、今では「家族との距離が近い」「家事がしやすい」「デザインが洗練されている」といった理由から、子育て世帯にも注目されるようになりました。
生活動線を短くでき、上下移動がないため暮らしやすく、さらに地震にも強い構造で安心感も得られます。
これらの特徴が、現代のライフスタイルにぴったりと合致しているのが理由です。
この記事では、なぜ今「平屋ブーム」が起きているのか、その背景と魅力、さらに実際に建てる際の注意点について解説していきます。
家族の距離感を大切にしながら、快適で安心できる住まいをお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ今「平屋」が人気なのか?
少し前までは、限られた土地の中で部屋数を確保するために“2階建て”を選ぶ方が多くいました。しかし、共働きや子育てなどで「効率よく動ける暮らし」を求めるご家庭が増えた今、階段のないシンプルな生活動線の平屋が注目を集めています。
また、建築技術の進化により、昔の平屋とは違い耐震・断熱・防犯性能も大幅に向上。デザインもモダンでおしゃれな外観が増え、“平屋=古い”という印象は完全に過去のものとなりました。
さらに、家族のコミュニケーションを自然に促す間取りも人気の理由の一つです。リビングを中心にしたレイアウトなら、家のどこにいても家族の気配を感じられます。

子育て世帯が選ぶ理由は「見守りやすさ」と「安全性」
平屋はお子様の成長を近くで感じられる間取りがつくりやすい点が魅力です。階段がないため、転倒などの心配も少なく、小さなお子様でも安心して生活できます。
また、すべての部屋が同じフロアにあることで、家事をしながらお子様の様子を確認しやすくなります。たとえばキッチンからリビングや庭が見えるように設計すれば、調理中も安心して見守ることができます。
子ども部屋をあえてリビングの隣に配置することで、自然と家族の会話が増えるようになります。

共働き夫婦にとってのメリットは「家事動線の短さ」
平屋はワンフロアで完結するため、洗濯・掃除・収納などの動線が非常にスムーズになります。洗濯動線を短くするために、洗面室・ランドリールーム・ファミリークローゼットを一直線に並べる設計が人気です。
さらに、2階への上り下りがないことで、将来的にも体への負担が少なく、“一生住める家”としての安心感も得られます。
共働きで忙しい毎日を過ごすご家庭にとって、家事の時短は暮らしの質を大きく変えるポイントです。

デザイン性の進化も人気の理由
最近の平屋住宅は、デザイン性の高さも大きな魅力です。屋根の形を工夫した片流れ屋根やフラットルーフ、外壁にガルバリウムや木目を使ったモダンなデザインなど、平屋だからこそ実現できる「シンプルで美しい外観」が人気を集めています。
また、天井を高くして吹き抜けをつくることで、コンパクトな間取りでも開放感を演出できます。
中庭を取り入れることで、外からの視線を遮りながら光と風を取り込むことができ、プライバシーと快適さを両立できます。

平屋を建てるときの注意点
魅力が多い平屋ですが、建てる際にはいくつかの注意点もあります。
まず、土地の広さが必要になる点です。ワンフロアで部屋数を確保するためには、2階建てよりもある程度の敷地面積が必要です。狭い土地に建てる場合は、収納を壁面にまとめたり、ロフトを設けたりといった工夫が必要となります。
また、外部からの視線対策も重要になります。すべての部屋が1階にあるため、防犯面・プライバシー面の設計をしっかり検討する必要があります。
さらに、屋根の面積が広くなる分、建築コストやメンテナンス費も若干上がる傾向があります。
将来的な修繕計画を見据えて、長期的な視点で予算を立てましょう。

まとめ
今、平屋が人気を集めているのは、単に見た目が美しいからではありません。
家族との距離を大切にし、家事の負担を減らし、安心して長く暮らせる、そんな“等身大の幸せ”を形にできる住まいだからこそ、多くの方が惹かれている要素です。
これから家づくりを検討される方は、「2階建てが当たり前」という考えを一度リセットし、“自分たちらしい暮らし”を中心に考えた住まいとして、平屋という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

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著者プロフィール
中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]
大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。